大学入学前の高校生にとって、実際の大学生活はどうだろうと楽しみな反面、高校の友達が少なかったりして不安な思いを抱えている人、かなり多いのではないでしょうか?
本記事では、筆者の体験談をもとに、実際の大学生活はどんな感じなのかについて執筆しています。
これから大学生活を控えている人はぜひ参考にしてみてください!
大学生活の過ごし方∼学校の講義について∼
まずは大学の講義について解説します。
高校とは異なり自分で受ける講義を選ぶ、履修登録とは?
高校までは、1時間目から6時間目まで時間割が決まっているような高校に通っていた人がかなり多いのではないでしょうか?
筆者が通っていた高校は、朝補講(0時間目)から7時間目まであったので、平日のスケジュールがかなりみっちり埋まっていたのを記憶しています。
大学では高校までと異なり、時間割制ではなく単位取得制になります。
単位制とは簡単に説明をすると、自分で受けたい授業を選び、テストで一定の評価以上(通常であれば60点以上)を取得すれば、単位が取得でき、卒業要件として決まっている単位数を取得できれば卒業できるというものです。
(科目により異なるが、通常1講義のテストで2単位もらえます)
もちろん、取得した単位数がそれを上回っていなければ卒業することができずに留年することになります。
つまり、卒業するまでに自分で計画的に授業を受ける必要があります。
(好きな科目だけ受ければいいという問題ではありません)
自分で自分の時間割を組むことになるため、暇にしようと思えば暇にできますし、ぎちぎちに講義を詰め込もうと思ったらぎちぎちに詰めることができます。
(大学によっては期ごとに取得できる単位数・受講できる講義数の上限があったりします)
人によっては、3年生の時点で卒業するために必要な単位を取得していて大学4年時に暇しているいるという人も結構いたりするので、4年生の最後の最後になって卒業がやばいと焦らなくてもいいように、計画的に単位を取得しましょう。
また、講義ごとに受ける教室が異なったり、人によって受ける講義が異なるため、以下のようにGoogleカレンダーなどで予定を管理しておくと非常に便利です。
すごい時間割といった大学生向けの時間割を管理するアプリがあったりしますが、個人的にはGoogleカレンダーがおすすめです。
バイトや遊びといった他の予定もあわせて管理できるのと、携帯に通知が出てくるように設定できるので非常に便利です。
では、次に大学で受けることができる講義の種類について解説します。
大学の講義の種類、一般教養講義について
一つ目は「一般教養科目」です。(大学により呼び方が異なるかもしれません)
この科目は「キャリア」や「メンタルヘルス」といった、学部に限らず一般的な教養として学ぶべき科目の事を指します。
どの学部の学生も受講できるケースが多いので、一般的には受講者数が多く広い教室で講義が行われます。
大学の講義の種類、専門科目について
二つ目は「専門科目」です。
外国語系の学部に通っている人であれば、英語で欧米の歴史や言語学について深く学ぶかもしれないですし、法律系の学部に通っている人であれば、法律や政治について深く学ぶと思います。
専門科目の中でも「マーケティング基礎」や「政治学基礎」など、専門科目でも基礎的な内容であれば、他学部であっても受講できるケースが多いですが、基本的には他学部の講義を受けることはできず、自分の学部に沿った専門的な内容を学ぶ科目となっています。
大学の講義の種類、ゼミについて
三つ目は「ゼミ」です。
いわゆる少人数クラスの事です。
自分が所属している学部の教授が、それぞれゼミ生を募集しているので、自分が学びたい事を専門領域として教えている教授のゼミに申し込んで受講する形になります。
筆者は、インターンなどの大学外の活動に力を入れて取り組みたかったため、そういった学外活動への理解があり学部内で一番緩いゼミに入りました。
もちろん一番の理想は、自分が学びたい領域を専門に教えている教授のゼミに入ることだと思いますが、どうしても学びたい事が無い人は、筆者のようにゼミの雰囲気などで選ぶのもありかもしれません。
(どのゼミが緩いのかといった情報はだいたい学部の先輩から回ってきたりするので、サークルの先輩や友人経由で聞くといいと思います。)
大学の講義について、その他
大学や学部によって異なりますが、上記で記載した科目以外でも「英語」や「データ処理」といった科目が必須科目として存在する大学も多いです。
大学によってはTOEICの点数で単位が取得できたり、課外活動(アルバイト)に参加したりすることで単位を取得できるケースもあったりします。
立教大学では、武者修行プログラムのようなビジネスプログラムに参加することで単位認定がなされるというケースもありました。
武者修行プログラムについては以下の記事で解説しているので、興味のある方はぜひ見てください。
大学の講義を受講するだけではなく、学外活動に参加することで単位を取得できるといったケースもありますので、このあたりも大学の先輩から話を聞いたり、自分で調べるなどすることをおすすめします。
大学生活の過ごし方∼友達関係について∼
同じ大学に進む友人があまりおらず、友達ができるかなと心配している方も多いのではないでしょうか。
大学では、ゼミという少人数クラスが存在するものの、クラスがあるわけでもなく、学年でのイベントがあるわけでもないので、高校の時と比較すると同級生とのかかわりや友達を作る機会は圧倒的に少なくなります。
大学で友達を作るケースはどんな場面での出会いが多いのかを紹介します。
ゼミについて
一つ目は「ゼミ」です。
高校のクラスほど大人数ではありませんが、10人∼20人くらいで構成されるため、同じ学部の友人をつくることができます。
また、ゼミによっては学年を超えた交流や繋がりを持つことができます。
(テストの情報や就職活動、履修登録など、沢山参考になるアドバイスをもらえるので先輩の存在は結構偉大です、、)
学部について
二つ目は「学部」です。
筆者は、入学式の時にあるオリエンテーションの時間で、分からない場所を近くに座っていた人に聞いたことがきっかけで同じ学部の友達ができました。
高校の時ほど多くは無いですが、同じ学部の人とは一定会う機会があるため、なにかしらをきっかけに友達になることができます。
サークルについて
三つ目は「サークル」です。
これまで紹介した「ゼミ」や「学部」と異なり、学部が異なる友達と出会うことができます。
同じ趣味を持っている人が集まっているため、話が合う人も多く、友達を作る場としては最適な場だと思います。
以下の記事では、大学のサークルに関して筆者の経験談をもとに解説していますので、参考にしてみて下さい。
その他
他にもアルバイトや長期インターン、ボランティア活動など、様々な場面で友達ができる機会があります。
筆者は、長期インターンをしていたこともあり、大学内の友達よりも大学外の友達が多かったのですが、自分で主体的に行動を起こすことで様々な人と出会うことができるというのも高校とは違う点になるので、ぜひ色んなチャレンジしてみてください!
大学生活の過ごし方∼アルバイト∼
月にどれくらいアルバイトしているのか?
以下の調査によると、大学生の約7割がアルバイトをしているそうです。
自由な時間が増えるが、お金がなくてやることが限られているというのが大学生の特徴になるかなと思うので、自分のやりたい事のためにアルバイトを頑張っているという人も多いみたいです。
また、コロナ禍の影響もあるかもしれませんが、アルバイトをしている人の平均収入は半年間で263,000円となっています。(仮に時給1,000円とすると半年間で263時間アルバイトをしていることになりますね)
第57回学生生活実態調査 概要報告|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連) (univcoop.or.jp)
ちなみに筆者は、自動車学校に通う費用や海外を旅するためにアルバイトを必死に頑張っていたため、多い時では月に160時間くらいアルバイトをしていました。
(月に160時間アルバイトして18万円くらい頂いていました)
また、長期休暇を利用してリゾートバイト(通称リゾバ)をしている人も多いです。
生活費もあまりかからずに、時給も高いケースが多いのでリゾートバイトは非常におすすめです。
どんなアルバイトをしている人が多い?
約7割の大学生がアルバイトをしているとなっていましたが、大学生は普段どんなアルバイトをしているのでしょうか。
以下の記事によると、「カフェ」や「塾講師」「アパレル」などが多いみたいです。
筆者は飲食店でアルバイトをしていたことがありますが、同じ大学生の友達ができたり、時に芸能人の方がお客様としてこられたりなど、かなりいい経験を積むことができました。
「カフェ」や「塾講師」などは、アルバイトをしている大学生も多く、大学生同士が仲がいいケースも多いのでおすすめです。
【5000人の評判】大学生おすすめ人気バイトランキング!あなたに合うバイトは⁈平均時給&口コミも。(バイトあれこれ)|t-news (tnews.jp)
インターンや個人事業主として稼ぐことも
アルバイトについて紹介をしましたが、アルバイトではなくインターンや個人事業主としてお金を稼ぐというのもおすすめです。
筆者は、大学2年生の頃から長期インターンをしており、成果報酬型で働いていたため、好きな時間に仕事をして稼ぐ生活をしていました。
なにかしらスキルを身につけることができれば、クラウドワークスやココナラなどで案件を頂いてお金を稼ぐことができるため、プログラミングやWebライティングなど、自分に出来ることを探して勉強したりすることをおすすめします。
また、Webマーケ・SEOの勉強と趣味を兼ねて自分でブログを立ち上げて運用することもおすすめです。
この場合、どんなスキルを身につけるかが非常に大事になってくるので、まずはクラウドワークスやココナラなどを見て、どんな仕事であればどれくらいのお金を頂けるのかを見てみるのがいいと思います。
大学生活の過ごし方∼サークル活動∼
部活とは異なるサークル活動について
大学では部活とは異なり、サークルというのが存在します。
部活ほど本気で取り組むのではなく、趣味程度に活動できるのがサークルになります。
以下の記事で詳しく解説しているので、そちらをご覧ください。
大学生活の過ごし方∼自由時間∼
大学生活では、高校までと異なり、ぎちぎちに授業が入っているわけではないため、比較的自由な時間が多いというのが特徴です。
社会人になる前の貴重な4年間になるので、将来につながるような長期インターンや資格取得に励むのもいいかもしれませんし、趣味や遊びに没頭してもいいと思います。
また、長期休暇もかなり長いので充実した大学生活にするために、様々なことに挑戦してみてください
大学生活を充実させる3つの方法
ここまで大学生活の過ごし方について、大学の講義や友達関係、アルバイト、サークル活動などについて解説してきました。
それらを踏まえた上で、もし筆者が大学生に戻ったとして、大学生活を充実させるために絶対にこれはするなというのを厳選して3つ紹介します。
学外の人と積極的に関わる機会を創る
一つ目は、学外の人と積極的に関わる機会を創るになります。
これは、同じ大学生同士の関わりもですが、社会人とのかかわりというのも含まれます。
高校までは、クラスがあって(部活動に入っている人は)部活があるなど、比較的関わる人が制限されてきていたと思います。
大学生は比較的自由に使える時間が多いかつ、社会人になるための準備期間でもあるため、多様な考え方や価値観を知るためにも、様々な人と積極的に関わることをおすすめします。
ちなみに筆者は地方の大学出身だったのですが、武者修行プログラムというビジネスプログラムに参加したことをきっかけに、関東や関西の大学生と多くの接点を持つことができ、多様な価値観やキャリア観に触れることができたという事もあって、とても充実した大学生活を送ることができました。
この記事を読んでくださっている人の中で、地方の学生かつ有意義な大学生活を送りたいと考えている人は、手段は問わないので、関東や関西の学生と関わる機会を創ってみることを強くおすすめします。
また、人生の先輩の価値観を吸収するという観点では読書もおすすめです。
海外を旅してみる
筆者は学生時代に、ヨーロッパ8カ国(3週間滞在)と東南アジア(1カ月滞在)に行った経験があります。
社会人になってからはなかなか時間が取れないので、時間がある大学生の内に、バックパックを背負って海外を旅してみるというのは本当におすすめです。
以下の記事では、筆者が19歳の頃にヨーロッパを旅した経験を書いていますので、興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
自分磨きを頑張る
自分磨きを頑張るというのは、資格の勉強でも筋トレでも何でも構いません。
浪人や休学などを除くと、多くの人は18歳で大学に入学し、22歳で大学を卒業します。
18歳∼22歳というのは人生においてとても大事な期間であり、この4年間の過ごし方がその人の生涯収入を決めるといっても過言ではないと思います。
もちろん収入が全てではありませんが、自分の人生を幸せに過ごすために自分磨きを頑張ることは社会人になってからの人生にプラスに働いてくると思います。
なので、まずは自己分析をしたり社会人の人と話してみて、自分のやりたい事や人生の目的探しを行ったうえで、より自分が最高の人生を送れるようにするために何をすべきかを逆算して、自分磨きに取り組みましょう。
まとめ
ここまで、大学生活について実際どんな感じなのかについて紹介しました。
大学4年間の過ごし方は人によって様々なので、後悔の無いような大学生活にしてほしいと思います!
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