大学生になったら、高校の時よりも自由度が増し、中には留学に行ってみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
留学にも数週間∼1ヵ月のように短期で行く場合もあれば、半年∼1年間と長期で行く場合など様々ですが、基本的に社会人になったら長い期間休みを取って留学に行くというのが難しくなるのと、大学生というキャリア・人生の岐路にあるタイミングでもあることから、日本を飛び出してみて留学に行くという選択肢は非常におすすめです。
本記事では、留学するメリットやデメリットや、留学のスタイルにはどんなスタイルがあるのかについて解説します。
大学生が留学するメリット
奨学金が利用できる
一つ目のメリットは、奨学金が利用できるという点です。
日本学生支援機構が提供している奨学金制度のように国が用意している制度や、大学によっては特定の条件を満たした場合にもらえる大学ごとの制度など、留学を考えている大学生が利用できる奨学金制度は様々です。
留学に行く際は、自分が受給資格を満たしている奨学金制度はどれかを調べ活用することをおすすめします。
大学とのコネクションを利用できる
二つ目のメリットは、大学とのコネクションを利用できるという点です。
これは大学によって異なるかもしれませんが、海外の大学と連携していて相互に交換留学という形で学生を受け入れていたりするなど、留学先を探す際に大学とのコネクションを利用するというのは、その大学に通っている大学生の特権になります。
英語系の学部がある大学であればなおさらこういった制度が整っていると思うので、実際に大学の国際センターや留学の相談ができるような窓口を活用しましょう。
就職活動において話すネタとなる
三つ目のメリットは、就職活動において話すネタとなるという点です。
就職活動において、ガクチカと呼ばれる学生時代に力を入れた経験を話す必要があり、その際に留学の話をすることができます。
注意点としては、留学に行ったという事自体は物凄く大きな評価を受けるわけではないので、何を目的に留学に行き、現地で何をしたかをしっかり語れるように、留学に行った先でしっかりと目的意識を持って行動する必要があります。
もしただ単に就職活動を有利にしたいからと言って留学を考えている人は、今一度目的を考え直した方がいいかもしれません。
もし、就職活動で話せるネタが欲しいという目的であれば、海外で実施されるようなビジネスプログラムなど、他の選択肢を考えてみるのもありではないでしょうか。
大学生の留学スタイル6選
留学といっても、現地の大学に通うのか、英語スクールに通うのかなど、様々なスタイルがあります。
ここでは留学のスタイルについて6つ紹介します。
短期留学
大学の長期休暇を活用したりして留学をしたいという場合、短期の留学がおすすめです。
長期の留学などと比較して、費用も抑えることができるため、短期間で集中して語学を学びたいという人におすすめです。
長期の留学よりも、語学力の向上は難しいかもしれませんが、筆者も1か月間、異国の地にいただけで語学力が大幅に向上したという経験があるため、1か月の短期であってもかなり濃密な経験ができると思います。
長期の語学留学
休学し、本格的に語学力向上に向けて留学する方法が長期の語学留学です。
筆者の友人でも、アイルランドや韓国に一年以上留学をしているという人がいるのですが、それだけ長い期間留学をするとかなり語学力が上がっている状態になっています。
実際にその筆者の友人は、海外での大学院進学も考えているとしていて、ただ単に語学力を上げるだけでなく、今後のキャリアを海外で考えているという人には非常におすすめです。
TOEIC等の試験対策のための留学
就職や自分のキャリアのために英語に関する試験対策を集中して取り組みたいという人は、英語系の試験のための留学がおすすめです。
英語系の試験に特化した留学プログラムや現地のスクールがあると思うので、通常の留学よりも効果的に試験対策を行うことが可能です。
また、フィリピンなどの比較的距離が近く物価も安い場所で学べることから、必要なお金に関しても欧米への留学と比較すると安く済むケースが多いです。
専門留学
語学以外の専門知識を学ぶ手段として、専門留学がおすすめです。
もちろん、不通に留学しながら現地のマーケティングスクールに通うといった事もできるかとは思いますが、ある程度自分が磨いていきたい専門性が決まっている状態であれば、その分野を深く学ぶことができる留学プログラムに参加をすることをおすすめします。
考えられるデメリットとしては、専門分野の勉強がメインであることから、ある程度の語学力があるという前提のもと現地の学生と勉強をするということです。
今現在の自分の語学力で問題ないかを事前に調べるようにし、不足していると感じたのであれば事前に出来るだけの勉強をしていくようにしましょう。
インターンシップ
ただ単に語学を学ぶだけでなく、ビジネス経験を積みたいという人にはインターンシップがおすすめです。
筆者が通っていた大学では、日本の大手旅行代理店の東南アジアの支店などが大学の提携先・インターンシップ受け入れ先として選択できました。
このように大学が提携を結んでいるところに申し込んでいくというのもアリですし、筆者が過去に参加をした武者修行プログラムのように民間企業が運営している海外インターンシッププログラムに参加してみるというのもありかもしれません。
インターンシップによっては、報酬がもらえるものから、逆に参加費として費用が発生するようなプログラムまでさまざまであるため、自分に合ったプログラムを選択しましょう。
ワーキングホリデイ
現地滞在中に自由に様々な経験をしたいという人にはワーキングホリデーがおすすめです。
必要なビザは18歳から申請可能となり、協定を結ぶ国に長期で滞在することができるようになります。
現地で語学学校に通いながら、アルバイトとして働くなど、お金を稼ぎつつ貴重な経験を積みながら語学力を伸ばすこともできます。
まとめ
ここまで留学のメリットやデメリットだけでなく、実際の留学の方法についても解説してきました。
留学といっても様々な方法があるので、自分が留学に行きたい目的や留学を通してどうなっていたいかから逆算して、自分に合った手段を選ぶことをおすすめします。
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