最近Instagramのストーリー広告などで、武者修行プログラムの広告を見かけることが多く、まだ参加したことが無い人や武者修行プログラムというのを初めて聞く人にとって、たくさん広告で出てくるけど、実際どんなプログラムなんだろうと思っている人が多いのではないでしょうか。
武者修行プログラムとは、2週間ベトナムや国内の様々な場所にて、初めて会う同世代の大学生とチームを組み、ビジネスプランを企画から実行まで行うような実践型のインターンシッププログラムです。
『武者修行プログラム』と検索すると
「武者修行プログラム 費用」や「武者修行プログラム 怪しい」「武者修行プログラム 宗教」といったワードがオススメに出てくることもあり、武者修行プログラムに参加するにはいくらかかるのかや、なんか怪しいプログラムではないかなと思っている人も一定数いるのかなと思います。
この記事では、2019年の夏に参加した筆者の経験談を踏まえつつ、プログラムについての内容や参加するメリット・デメリットについても解説していきます。
また、プログラムを通して出会った友人とは社会人になった今でも交流があったりするので、プログラム期間中の出来事だけではなく、武者修行プログラムに参加をした後の参加者同士の交流などについても簡単に解説できればと思っています。
大学生活を通して人脈を広げたいと思っている人や充実した大学生活を送りたいと思っている人は参考にしてみてください!
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武者修行プログラムとは?
このような大学生向けのプログラムは、大学が運営していたりNPO法人などが運営していたりするケースもあると思いますが、武者修行プログラムは株式会社旅武者という企業が運営しています。
筆者が説明会に参加をした時に説明を受けたのですが、プログラムを立ち上げた代表の方はもともと外資系の医薬品メーカーでグローバルに活躍されていたそうです。
経営を学びたいという思いから退職し、早稲田大学の大学院に入学。
在学中に、自分の過去の経験からグローバルに活躍できるビジネスパーソン、自走できるビジネスパーソンを増やしたいという思いから創業・プログラムの立上げに至ったそうです。
筆者はベトナムのホイアンで開催されたプログラムに参加をしたのですが、今は海外だけでなく国内でもプログラムが開催されています。
武者修行プログラムの特徴
ここまで武者修行プログラムとはどんなプログラムなのかについて簡単に解説してきました。
ここからは実際に武者修行プログラムの特徴について3つ解説します。
全国の様々な大学から学生が集まる
一つ目の特徴は、全国各地から様々な大学生が集まるという事です。
筆者が参加した時は、同じチームのメンバーの30人の内、20人くらいが関東や関西の大学からの参加者で、それ以外が愛知や福岡、北海道といった様々な地方・大学からの参加者でした。
実際に大学別で言うと、以下の大学に通っている学生が参加をしていました。
早稲田大学/慶應義塾大学/国際基督教大学/東北大学/大阪大学/新潟大学/同志社大学/立命館大学/愛知県立大学/APU/島根大学/広島修道大学/北九州市立大学 …(一部抜粋)
また、プログラムで同じメンバーではなくても、事前研修や事後研修、プログラム終了後の参加者同士の交流などを含めると、他にも全国いろんな場所から参加している大学生と出会うことができます。
「充実した大学生活を送りたい!」といった思いや、「将来起業したい!」「成長したい!」といった様々な思いを抱えた大学生が参加をしているため、筆者自身も非常に刺激的な出会いが沢山ありましたし、このプログラムで出会った人のおかげでより充実した大学生活を送ることができました。
色んな人と出会いたいと思っている大学生や、より充実した大学生活を送りたいと思っている大学生にとっては、物凄くいいプログラムだと思います。
0からビジネスを企画し、実行まで行うことができる
二つ目の特徴は、0からビジネスを企画し実行まで行うことができるという点です。
よくあるビジネスコンテストなどでは、ビジネスの企画立案・プレゼンまでは行うものの、実際に実行するというところまでやれる機会は本当に少ないのではないでしょうか。
また、現地で調査を行い、その調査結果をもとに新商品開発を行うなど、かなりリアルなビジネスに取り組むことができます。
こういった経験はなかなかできないため、就職活動時の話しのネタになったりするなど貴重な経験を積むことができます。
実際に活躍しているビジネスパーソンがメンターにつく
三つ目の特徴は、実際に社会で活躍しているビジネスパーソンがメンターにつくという点です。
武者修行プログラムでは、プログラム期間中の2週間の間、ビジネス面やチームビルディング面でアドバイスをくれる社会人メンターが付きます。
もちろんプログラム中に自分たちが企画しているビジネスプランやチームに対してアドバイスをくれることはもちろんですが、自分達よりもはるかに人生経験が多いメンター陣に今後のキャリアの相談にのれるなど、これから就職活動や社会人を控えている大学生にとって、これ以上ない機会だと思います。
筆者も実際に、社会人メンターに1on1の時間をもらい、今後の人生について色々と相談したりしました。
武者修行プログラムの費用について
武者修行プログラムの費用は、大きく分けると①プログラム参加費用②交通費・宿泊費③現地での生活費の3つがかかってきます。
プログラムに申し込みをする時期や、参加場所・時期によって費用感は変わってくるので、まずはプログラム説明会に参加をして、過去の参加者に具体的にどれくらい費用がかかったのかを聞くことが一番おすすめという事でした。
現在は、国内版のプログラムと海外版のプログラムの2つが開催されているみたいですが、海外の方が交通費が高くなるかわりに、現地の物価が安いケースが多く生活費は国内版の方が高くなる傾向にあるという事でした。
武者修行プログラムに参加するメリット
ここまで武者修行プログラムの特徴について説明してきました。
ここからは実際に、武者修行プログラムに参加することのメリットやデメリットについて解説していきます。
充実した大学生活を送るきっかけになる
一つ目のメリットは、充実した大学生活を送るきっかけになるということです。
プログラムを通して全国各地の様々な大学生との出会いは、物凄く刺激的で大学生活をより充実させるうえで物凄くいい経験を積むことができます。
また、プログラム期間中は恋愛禁止となっていますが、プログラム終了後に参加者同士で付き合うといったこともあるみたいです。(筆者が参加した時のメンバーでも1組カップルが誕生していました笑)
就職活動に有利に働く
二つ目のメリットは、就職活動に有利に働くということです。
もちろん、プログラムに参加するだけではなく、プログラムに参加をしてどんな結果を出したのかがより大事にはなりますが、学生期間中にビジネス経験を積んでいるというのは、非常に貴重な経験として就職活動においても優位に働きます。
筆者自身も武者修行プログラムでの経験を、就職活動でよく話していました。
かけがえのない仲間ができる
三つ目のメリットは、かけがえのない仲間ができるという点です。
一つ目で挙げた「充実した大学生活を送るきっかけになる」とかぶるところもあるかもしれませんが、プログラムを通して多くの人と出会うことができます。
筆者自身、プログラム参加後も、武者修行プログラムに参加したOBOGとの交流をする機会が多くあったため、プログラムで同じチームだったメンバー以外の仲間が多くできました。
実際に社会人になってからも、プログラムの過去参加者の誘いもあり、キャンプに行ったりスポーツ観戦に行ったりもよくしています。
また、プログラム参加者OBOGには起業家や有名企業に勤めている人も多く、社会人になって一緒に仕事をする機会もあったりします。
過去参加者はキャリアの思考性から東京といった都市部に集まりやすいなと感じているので、どうしても地方にいると過去参加者同士の交流の機会は減ってしまうかもしれませんが、プログラム参加時だけでなく、武者修行プログラムに参加をしたという共通点を持って、プログラム後も様々な出会いがあります。
武者修行プログラムに参加するデメリット
ここまでメリットについて述べてきましたが、デメリットについても解説していきたいと思います。
参加費用がかかる
一つ目のデメリットは、参加費用がかかるという事です。
プログラム費用や交通費、現地での宿泊費・生活費などが主にかかります。
ここに関しては、参加する場所などによって変わってくるところであるため、実際にプログラム説明会にて話を聞くといいかもしれません。
(プログラムの説明会は、過去参加した大学生が担当してくれます。武者修行プログラムに関する説明を受けるだけでなく、実際にプログラムの経験談や、就活・キャリアの話なども聞けるような場となっているので、個人的には説明会も物凄くいい時間だったなと思っています。)
開催時期が決まっている
二つ目のデメリットは、開催時期が決まっているという点です。
プログラム自体は、春と夏にそれぞれ開催されているのですが、大学の予定やその他アルバイトなどの予定によっては、自分が参加したい場所で開催されるプログラムに参加できないというケースも出てくると思います。
現在募集されているのは2024年春開催のプログラムとなっており、以下の日程で開催されるみたいです。(HP参照)
<海外ビジネス武者修行プログラム>
①8/8~8/22 (場所:フィリピン)
②8/16~8/30(場所:ベトナム)
③9/4~9/18(場所:ベトナム)
<地方創生イノベーション武者修行プログラム>
①8/7~8/21(場所:大分県別府亀川)
②8/14~8/28(場所:鳥取県米子)
③8/21~9/4(場所:和歌山県那智勝浦)
④8/28~9/11(場所:あつみ温泉)
⑤9/5~9/19(場所:大分県別府温泉)
⑥9/11∼9/25(新潟県佐渡)
大学によっては、テストが2月の1週目から2週目にかけて開催されるという大学もあると思うので、その場合は8/7スタートの別府亀川には参加できない可能性があるなど、既に場所と開催日が決まっているために、人によっては参加したいと思っている場所で開催されるプログラムに参加できない可能性もあります。
【筆者の経験談】武者修行プログラムに実際に参加してみて
ここからは実際に武者修行プログラムに参加してみてどうだったかについて、筆者の経験を踏まえて解説します。
参加した背景
筆者は大学2年の夏に武者修行プログラムに参加をしました。
高校まで続けた野球で目標にしていた甲子園出場がかなわなかった経験や、その悔しさをバネにして臨んだ大学受験で失敗したという経験から、大学生活の4年間で巻き返したいという思いで何かできないかと探していたところ、武者修行プログラムに出会い参加することにしました。
また、事前研修にて、自分が大学受験で合格できなかった大学に通う学生や、東京大学の学生など様々な大学に通う大学生と出会うことができ、この刺激的な環境に身を置くことで自分の人生がもっといいものになるんじゃないかという思い期待から、プログラムに参加することを決意しました。
プログラム期間中について
筆者はベトナムでの武者修行プログラムに参加をし、現地のお土産屋で新商品開発を担当しました。
2週間の内、移動日とDay Offを除いて、11日間の活動期間があり、9日間で現地リサーチ・商品開発を行い、最終の2日間で商品を販売するというスケジュールでした。
最後の商品を販売する2日間の初日、自分たちで企画した商品の販売を試みるも、そもそも店舗に人が来ないという事態が起き、情けない結果に終わってしましました。
そこで1日目の終了時点で夜な夜な話し合いを行い、最終日に後悔の無いようにしようと頑張った結果、2日目には店舗の一日あたりの集客人数の過去最高記録となる456人の集客人数の記録を出すことができました。
元々学歴コンプレックスがあったり、大きな成功体験をあと一歩のところで逃してきた人生だったので、この経験を通して物凄く自信をつけることができました。
プログラム終了後について
筆者は今、社会人をしていますが、プログラムに参加をし4年が経った今でも当時の仲間とは連絡を取り、飲みに行ったりしています。(もちろんみんなが東京にいるわけではないので、しばらく会えていない人もいます)
修了生同士の交流機会も多く、社会人になった今でも一緒にキャンプに行ったり、一緒に仕事をしたり、サウナに行ったりするなど、今でも頻繁に修了生と会っています。
また、プログラムに参加をした時の仲間だけではなく、インターンや社会人として出会った人がたまたま武者修行修了生だったり、武者修行修了生の交流会があったりなど、プログラム参加後も様々な出会いに恵まれ、刺激的な社会人生活を送れています。
まとめ
ここまで読んでいただいた方は、武者修行プログラムとは何かや、どんなメリット・デメリットがあるのかについて理解してもらえたかなと思います。
筆者自身は、武者修行プログラムと出会えていなかったら今とは180度異なる人生を歩んでいただろうなと思うくらい、いい意味で人生が変わるような経験をすることができました。
より充実した大学生活を送りたいと思っている人や、中長期で切磋琢磨しあえる仲間と出会いたいといった大学生はぜひ説明会に参加してみて下さい!
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