今回の練習問題のお題は「日本に香水は何本あるか?」です。
難易度としてはそこまで難しい問題ではないと考えております。
フェルミ推定について全然知らないという人は、以下の記事で解説しているので一度目を通したうえでこの記事を読むようにしてください。
香水を持っている人は女性の方が割合が多いとは言えども、男女ともに香水を保有している人は一定数いると思います。
早速問題を解いていくので、まだ問題を解いていない人は、画面をスクロールせずに自分で解いてみましょう。
では、解き終わった人からスクロールして自分の回答をすり合わせてみて下さい。
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前提条件について
香水の本数を算出するにあたり、個人が保有している香水だけでなく、店舗やサロンが所有している香水もあると思います。
今回のフェルミ推定に関しては、個人が所有している香水に絞って考えていきます。
日本にある香水の数を算出する計算式について
香椎の数を算出するにあたり、以下の計算式で算出できるかと思います。
日本の香水の数=日本の人口×香水所有率×1人当たり平均所有数
それぞれの数値を算出することで、最終的に日本にある香水の数について算出できると思います。
日本の人口×香水所有率について
問題を解くにあたり、香水の所有率を算出する必要があります。
香水を保有しているのは、基本的には大学生以上かと思います。
高校生でも保有している人は一定数いるかと思いますが、ほとんどの高校生が学校の校則などで香水が禁止されていると想定し、今回は大学生以上が香水を保有しているという前提で進めていきます。
また、男性よりも女性の方が所有率は高いと考えられるため、日本で香水を保有している人口は以下のように算出できるかと思います。
<女性>
日本の成人女性の人口は約4000万人。
香水を持っている女性の割合を50%と仮定すると、2,000万人。
<男性>
日本の成人男性の人口も約4,500万人。
香水を持っている男性の割合を20%と仮定すると、900万人。
1人当たりの平均所有数と日本にある香水の本数
女性は平均的に2本の香水を持っていると仮定する(普段使いの香水と特別な日の香水)。
男性は平均的に1本の香水を持っていると仮定する。
上記を踏まえて算出すると
女性: 2,000万人 × 2本 = 4,000万本
男性: 900万人 × 1本 = 900万本
合計: 香水の総数 = 4,000万本 + 900万本 =4,900万本(4900万本)
これにより、フェルミ推定に基づくと、日本には約4900万本の香水が個人に所有されていると推定されます。もちろん、この推定も多くの仮定に基づいていますので、実際の数とは異なる可能性があります。
まとめ
ここまで日本にある香水の数について算出してきました。
フェルミ推定は、解いた後に友人や先輩に見てもらい、FBをもらうことが大事になります。
今回は、日本の人口を男女で分け、それぞれ所有率と平均所有数を掛け合わせて日本にある香水の数を算出しましたが、他にも様々なアプローチが考えられると思います。
香水の使用は、都会的な生活スタイルを送る都市部の人の方が所有率も所有数も多いことが考えられるため、都市部か地方在住かで分けて考えてみても面白いかもしれません。
このように、フェルミ推定を解いた後は「もっと他に解き方はなかったか?」や「このセグメントの分け方でよかったのか?」といった多面的思考・批判的思考の観点で振り返ると、より地頭力が鍛えられるので、ただ問題を解くだけではなくしっかりと反省して次に生かしてみて下さい。
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